先日、キッチンを納めたお客さまのお宅へ、撮影に伺いました。
実はこのお客さま、SYNC-FURNITUREの設立当初から一緒に仕事をしている方で、宮城と私にとっては、大学時代の先輩でもあります。
撮影の合間には、コーヒーをいただきながら、お家のことやキッチンのことをあれこれおしゃべり。
「このキッチンをバーみたいに使ったの、初めてだよ。これいいね。」
カウンター越しにコーヒーをいただきながら、そんな話も。

建築の設計・施工を仕事にされていることもあり、ご自宅もひとつのショールームとしてご案内できるように、素材や仕上げにも、こだわりが詰まっています。
お家は、築56年の鉄骨倉庫を住宅へコンバージョンしたもの。かつて倉庫だった名残もところどころに残っていて、その雰囲気が素材選びにもつながっています。
キッチンは、ニレ材を使ったアイランドキッチン。天板から、水栓やコンロの五徳まで、ステンレスで揃えています。
「ちょっと変わった材も使ってみたいねって話して、ショールームで見せてもらったニレ材にしたんだよ。」
木のやわらかさと、ステンレスの無機質な感じが、倉庫だった建物の雰囲気ともよく馴染んでいます。
「天板はホットバイブレーションにしたんだけど、ステンレスの冷たい感じもなくて、これはよかったね。」
「もともと倉庫だったから、天板だけじゃなくて、水栓も五徳も雰囲気に合うかなとステンレスで揃えてみた。」
そして、話を聞いていてちょっと意外だったのが、
「普段、住宅に携わっているのに、自分の家となると全然決まらなくて……。この設備ひとつ決めるのにも1ヶ月かかっちゃったよ。」「ショールームとして見てもらえるものにしたいからこそ、いいと思うものはあったけど、高級すぎても参考にならないしね。」
普段たくさんの住宅に携わっている方でも、いざ自分の家となると、悩むことはたくさんある。
自分たちが普段つくっているものや、扱っている素材をどう組み合わせるのか。
「自分の家」と「人に見てもらう家」
その両方を考えながら、ひとつひとつ選んでいったそうです。
そんな話を聞きながら撮影していると、完成したご自宅やキッチンを見るだけでは分からない、「なぜこうしたのか」まで、見えてきた気がしました。
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Written by Kadota
