1950年代のチークのエクステンションテーブル。数年前にヴィンテージで購入して、今も自宅で愛用しているお気に入りのテーブルなのですが、気づいたら白い輪じみができていました。
普段はコースターを使うようにしているのですが、熱々の紅茶を入れたステンレスのマグカップをそのまま置いてしまったような….
ずっと気になっていたので、今回メンテナンスをしてみました。
何事も実験だということで、いろいろな方法を試していきます。
購入先に塗装の種類を確認してみたところ、天板の仕上げはオイルウレタン塗装(オリオ2)とのこと。
オリオ2は天然植物油にウレタン反応を持たせたオイルなのですが、ウレタンの要素もあるので、今回はウレタン塗装で使えるメンテナンスをしていきます。
一般的にウレタン塗装は、主成分であるウレタン樹脂によって表面に塗膜をつくるため、水や汚れには比較的強い塗装です。
ただ、その反面、熱には少し弱いところがあります。
熱によって塗膜が一時的にやわらかくなり、そのタイミングで空気中の水分が入り込み、乾燥することで気泡や隙間ができてしまい、白く濁ったような“輪じみ”ができてしまうそうです。
気をつけて使っていたつもりでしたが、実際に自分のテーブルにできると、なかなかショックです。
最初に試したのは、ドライヤーの温風。
温めることにより、ウレタンを軟化させることで内部の分子が動き、隙間のない状態になり、目立たなくなるようです。
弱風でゆっくり温めてみます。「少し薄くなるかな…?」と期待したものの、輪じみができて時間が経っていたせいか、ほとんど変化なし。

続いて、オイルメンテナンスも試してみましたが、こちらも変わらず。
表面ではなく、塗膜の内部に原因があるので、オイルだけでは難しそうです。
他のスタッフに相談したところ、アイロンで消えたという記事をみたことがあるということで、ちょっと勇気がいりますが、最後はアイロンを使ってみることに。
水で濡らして固く絞った布を輪じみの上に置き、その上から低温のスチームアイロンをあてていきます。「本当に大丈夫かな…」と少し不安になりながら、様子を見つつ少しずつ。

▲上:メンテナンス前 / 下:アイロン後
すると、白い輪じみが薄くなって、目立たなくなっていました。
(メンテナンスから3日経ちましたが、今のところ白い輪じみが復活している様子もありませんでした)
完全にとはいきませんが、かなり目立たなくなってひと安心。ヴィンテージ家具は気を遣う部分もありますが、こうして手をかけながら使っていく時間も、ひとつの楽しさなのかもしれません。
これからは、ちゃんとコースターを使おうと思います。
