メンテナンスを兼ねてご訪問する企画、「STAND BY YOU PROJECT」。今回は、初めてご応募いただいたお客さまのもとへ伺ってきました。
2021年にキッチンを納めさせてもらったので、あれからもう5年。すっかりご家族の暮らしに馴染んだキッチンです。
「生活感があって、ちょっと恥ずかしいんですけど……」
なんておっしゃっていましたが、私たちにとってはむしろその姿が嬉しくて。
毎日使われて、物が置かれて、経年変化していって。つくったときにはまだ何もなかったキッチンが、ちゃんと「暮らしの中」にいる、そんな姿を見ることができました。



木部は、これまでほとんどメンテナンスをしていなかったそう。お子さんの落書きによる汚れは少しありましたが、水シミや大きな汚れもほとんどなく、きれいな状態でした。
まずは落書きや汚れをきれいに落として、木部をメンテナンス。取っ手や引き出し、扉の建て付けも一つひとつ確認して、調整していきます。
そして、キッチンの扉にオイル塗り込みながら、「こうやってやるんですよ」と、お手入れの方法も一緒にレクチャー。
「意外と簡単ですね。これなら続けられそう」そんな言葉を聞けたのも、嬉しい時間でした。
メンテナンスをしながら、キッチンについてもいろいろとお話を伺いました。
「どこをよく使っていますか?」
「実際に使ってみて、どうですか?」
「ここがめっちゃ便利で、もっと広めに取っておけばよかった」
「もっと使うかなと思っていたけど、意外とこのコンセントは使っていなくて……」
そんな何気ない会話の中に、実際に5年間使ってきたからこそ分かることがたくさんあります。つくったときには想像していた使い方もあれば、思っていたのとは違う使われ方もある。
「ここ、こんなふうに使われているんだと」私たちにとっても、新しい発見がたくさんありました。

「このコンセント、うまく刺さらない気がして……」
と相談を受けたとき、平田が最近手に入れた腕時計のスイッチを、すかさずオン。
すると、腕時計から光が!
「おー!コナンくんみたいですごい」
なんて盛り上がる場面もありました。
こういう予定にはなかった会話も、実際に顔を合わせてお話しするからこそ生まれるもの。メンテナンスをして、いろんな話を聞いて、気がつけばあっという間のご訪問でした。
キッチンをつくるときは、完成した姿を思い描きながらつくります。でも、実際に暮らしの中で5年使ってみた姿を見ると、つくったときには分からなかったことが、たくさん見えてきます。
今回聞かせていただいたお話も、これからの設計やものづくりに活かしていきたいと思います。
そして何より、自分たちがつくったキッチンが、こうしてご家族の暮らしの中で使い続けられていること。その姿を見られたことが、私たちにとっても嬉しい一日でした。
「STAND BY YOU PROJECT」では、これからも、使い続けた「今」のお話を聞きに伺いたいと思います。
気になった方はぜひこちらから、お気軽にご応募ください。お待ちしております。
▶︎「STAND BY YOU PROJECT」
Written by Kadota
