長野研修 Vol.1
『長野のものづくりと、人との出会い』
今回の研修先は、長野県。テーマは、「家具を体感する旅」です。
“家具好きなら一度は泊まってみたい”そんなホテルを訪れることを目的に、2泊3日の研修へ出かけました。
普段はオーダーキッチンや家具をつくる私たちですが、ときには「使う側」になってみることも大切。
家具が空間にどう馴染み、どんな時間をつくるのか。実際に泊まり、見て、触れて、たくさんのことを感じてきました。
研修初日に訪れたのは、長野県諏訪市にある「ReBuilding Center JAPAN」。
元工務店だった約1,000㎡の3階建ての建物をリノベーションした空間には、古材や建築資材、家具、古道具がずらりと並びます。
資材には「〇〇小学校からレスキュー」「〇〇公民館からレスキュー」といったポップが添えられ、それぞれが歩んできた背景まで知ることができます。
地域で解体される建物から古材や古道具を引き取り、新たな役割へとつないでいく取り組み。ただ”ものを販売する場所”ではなく、建物や素材のストーリーまで受け継ぐ場所でした。



木材はもちろん、タイルやガラス、鉋や鑿などの手道具まで並び、「近くにあったら絶対通うよね」と話しながら、気づけば隅々まで見て回っていました。



ガラスやウッドを再利用して作家さんが作られたアイテムがあるショップコーナーや、カフェなど、古材や古道具以外にも気軽に立ち寄れる取り組みもされていました。
お昼は、以前から楽しみにしていた「シンの木工家ラジオ」のお二人と合流。以前SYNC HAUS 01をご見学いただいたSCALE WORKSの花太郎さん、そして今回初めてお会いしたPLYLISTの小尾口さん。
いつもラジオで聴いている声のままお話しされていて、不思議な感覚。
おすすめしていただいた山猫亭の天ざるを囲みながら、家具のこと、ものづくりのこと、長野での暮らしのことまで、たくさんお話を聞かせていただきました。
せっかくなので、歩いて近くの諏訪大社 下社秋宮へ。
社殿の四隅に立つ大きな御柱は、樹齢約200年のモミの木。
木材を扱う仕事をしているからこそ、その大きさや力強さに自然と目がいきます。
「この木を人の力だけで運び、建てる。」
そう聞くだけで、その土地に受け継がれてきた文化や、人の営みの大きさを感じました。


午後は、花太郎さんの工房へ。元ドライブインだった建物には、カラオケルームや温泉の看板が今も残り、地下にはステージ付きの大広間まで。
お一人で使われているとは思えないほど広い空間に驚かされます。少し前に開催された「すわって」の名残も残っていて、会場の雰囲気を少しだけ感じることができました。
「周りに住宅がないから、匂いも気にせず、夜でも機械を動かせるんですよ。」「冬はボンドを凍らせちゃって(笑)」ラジオで聞いていたエピソードや、長野ならではの環境のお話まで。実際にその場所で聞くと、ものづくりの景色がよりリアルに感じられました。(集合写真 by PLYLISTの小尾口さん)

そして、お二人とはここでお別れ。
長野のものづくりに触れたあとは、この旅の目的でもある”家具を体感するホテル”へ向かいます。
Special thanks
SCALEWORKS 花岡 正太郎さん(HP/ Instagram)
PLYLIST 小尾口 達貴さん(HP/ Instagram)
Written by Kadota
